床下のカビはなぜ発生する?原因と除去方法・再発防止策を専門家が解説
2026/11/02
床下のカビはなぜ発生する?原因と除去方法・再発防止策を専門家が解説
新築住宅でも発生する床下のカビ。建築中の雨水、夏場の結露、床下の湿気など、見えない原因を調査し、除カビから再発防止まで解説します。
建物のカビコンサルタント、カビバスターズ岡山・西東京です。
最近、私たちのもとに床下のカビについてのご相談が寄せられています。
「新築なのに床下にカビが生えていると言われた」
「床下点検で木材に白いものが付着しているのを見つけた」
「工務店から床下のカビについて相談されたけれど、何が原因なのか分からない」
このようなお悩みは、住宅を所有されている方だけでなく、工務店様やハウスメーカー様にとっても大きな問題です。
特に新築住宅の場合、まだ住み始めて間もないのに床下でカビが見つかれば、不安になるのは当然だと思います。
「これから何十年も住む家なのに大丈夫なのだろうか」
「木材が傷んでしまわないだろうか」
「一度カビを取っても、また発生するのではないか」
こうした疑問を持たれる方も少なくありません。
実は、床下のカビは古い住宅だけに発生するものではありません。
新築住宅でも、建築中に降った雨が基礎内部に残っていたり、木材が十分に乾燥していなかったり、床下の温度と湿度の関係によって結露が発生したりすることがあります。
また、築年数が経過した住宅では、配管からの漏水や地面からの湿気、床下の換気環境などが影響している場合もあります。
ここで知っていただきたいのは、床下にカビが発生したという結果だけを見ても、本当の原因は分からないということです。
同じように木材が黒ずんでいても、建築中の雨水が原因なのか、夏場の結露が原因なのかによって、必要な対策は変わります。
私たちカビバスターズ岡山・西東京では、目に見えるカビだけでなく、木材の含水率や床下の構造、湿気の流れなどを確認しながら原因を考えていきます。
今回は、床下にカビが発生する主な原因から、放置した場合のリスク、調査方法、除カビ施工、そして再発防止のために必要な対策まで詳しくお話しします。
住宅所有者の方はもちろん、建築中やお引き渡し後のカビ問題にお困りの工務店様、ハウスメーカー様にも参考にしていただければと思います。
目次
床下のカビはなぜ発生する?主な原因を知っておきましょう
床下のカビが発生する原因として、まず考えなければならないのが「水分」です。
カビの胞子は私たちの身の回りに存在しています。住宅の床下にも、外気や建築材料などを通じて入り込む可能性があります。
ただし、胞子が存在しているからといって、必ずカビが大量に繁殖するわけではありません。
カビが増殖するには、水分、温度、栄養源などの条件が関係します。
床下には、木材やほこりなど、カビが利用できる有機物があります。そのため、湿った状態が続くとカビが発生しやすい環境になります。
米国環境保護庁(EPA)も、建物のカビ対策では水分管理が重要であり、カビの除去と同時に水分の問題を解決する必要があると説明しています。
では、床下の水分はどこから来るのでしょうか。
■建築中の雨水が床下に残っている
新築住宅で注意したい原因の一つが、建築中に降った雨です。
住宅の建築現場では、基礎工事が終わってから建物の屋根や外壁が完成するまでの間に、雨が降ることがあります。
その際、基礎の内部に雨水がたまる場合があります。
もちろん、雨が降ったからといって、必ずカビが発生するわけではありません。
問題になるのは、水分が十分に排出・乾燥されないまま床が施工され、湿った状態が続いてしまうことです。
例えば、基礎の内部に水が残っている状態で床合板を施工すると、床下の水分が外へ逃げにくくなる場合があります。
水分は蒸発して空気中に移動しますが、その湿気が床下にとどまると、木材の含水率が高くなる可能性があります。
建築中に雨が降ったこと自体を問題視するのではなく、その後に適切な排水や乾燥確認が行われていたかが重要です。
■基礎コンクリートから水分が放出される
新築住宅では、基礎コンクリートの水分にも注意が必要です。
コンクリートは施工時に水を使用します。硬化が進んでも、内部には水分が残っています。
その水分が徐々に放出されることで、床下の湿度に影響する場合があります。
特に床下が密閉に近い構造の場合、水蒸気が十分に排出されないと湿度が高くなることがあります。
ただし、コンクリートから水分が放出されているだけで、直ちに施工不良やカビの原因と断定できるわけではありません。
床下の温度、相対湿度、木材の含水率、換気や空調の状況などを確認し、総合的に判断する必要があります。
■夏場の高温多湿による床下結露
床下のカビ問題では、夏場の結露も見逃せません。
「結露は冬に窓ガラスで起こるもの」と思われるかもしれませんが、夏にも結露は発生します。
例えば、夏の暑い日に冷たい飲み物を入れたコップを置くと、コップの外側に水滴が付きますよね。
これと同じような現象が床下でも起こる場合があります。
夏場の外気は多くの水蒸気を含んでいます。
その湿った空気が、温度の低い床下に入り込むと、床下の部材表面で結露することがあります。
これは「夏型結露」と呼ばれる現象の一つです。
国土技術政策総合研究所でも、夏季に水分を多く含んだ屋外空気が、温度の低い床下で結露する現象が紹介されています。
■長持ち住宅の選び方
特に注意したいのは、外から湿った空気を取り込めば必ず床下が乾燥するとは限らないことです。
床下の温度や外気の露点温度によっては、換気がかえって結露リスクを高める場合もあります。
そのため、床下のカビ対策では、単純に換気量を増やすだけでなく、湿気がどこから入り、どこで結露しているのかを考える必要があります。
■漏水や地面からの湿気が原因になることも
築年数が経過した住宅では、給排水管からの漏水が原因になっている場合があります。
例えば、キッチンや洗面所の下にある配管から少量の水が漏れ続けていたとします。
床上からは気付かなくても、床下の木材や断熱材が長期間湿った状態になっている可能性があります。
また、床下の地面に適切な防湿対策が施されていない住宅では、地盤からの湿気が床下環境に影響することもあります。
国土技術政策総合研究所の住宅不具合事例には、地中の水の影響によって床下が湿潤状態となり、床組に結露が生じたケースも掲載されています。
床下のカビは、一つの原因だけでなく、複数の要因が重なって発生する場合があります。
新築住宅でも床下にカビが発生する理由
「新築なのに、どうしてカビが発生するのでしょうか?」
これは床下のカビについて、特に気になる疑問だと思います。
新築住宅は新しい材料を使用しているため、カビとは無縁だと思われがちです。
しかし、カビが発生するかどうかは建物の築年数だけで決まるものではありません。
新築住宅であっても、湿気が多く、乾燥しにくい状態が続けばカビが発生する可能性があります。
■高気密・高断熱住宅と床下の湿気
近年は、省エネルギー性能や室内の快適性を重視した高気密・高断熱住宅が増えています。
高気密・高断熱住宅そのものが、カビの発生しやすい住宅というわけではありません。
適切に設計・施工され、温湿度が管理されていれば、結露のリスクを低減することができます。
一方で、断熱や気密の施工方法、床下の水分管理に問題がある場合は、床下に湿気が残ったり、想定していない場所で結露したりする可能性があります。
ここで重要なのが、床断熱と基礎断熱の違いです。
床断熱は、一般的に1階の床部分に断熱材を設け、床下を室外側として扱う構造です。
一方、基礎断熱は、基礎部分に断熱材を設け、床下を建物の断熱された空間に含める構造です。
この二つでは、床下に求められる換気や湿気対策が異なります。
例えば、床断熱の住宅では、床下の外気換気や防湿対策が重要になります。
基礎断熱の住宅では、床下をどのように空調・除湿・換気する設計になっているかを確認する必要があります。
そのため、床下にカビが見つかったからといって、すぐに換気口を増やしたり、換気扇を設置したりすることが正しいとは限りません。
■基礎パッキンと気密パッキンの違い
私たちが床下を調査するときには、基礎と土台の取り合い部分にも注目します。
住宅によっては、基礎と土台の間に床下換気を目的とした基礎パッキンが使用されています。
一方、基礎断熱などの構造では、外気の流入を抑えるために気密パッキンが使用される場合があります。
この違いを理解せずに床下の換気対策を行うと、建物本来の設計意図と異なる状態になる可能性があります。
例えば、外気を遮断して湿度管理する設計の床下に、外気を強制的に取り込む設備を設置した場合、季節によっては湿気を増やしてしまうことも考えられます。
だからこそ、床下のカビ調査では、カビが発生している木材だけでなく、建物の構造を確認することが大切なのです。
■新築住宅のカビ問題は、原因の記録も重要
新築住宅で床下のカビが見つかった場合、施主様と施工会社様の間で認識が異なることがあります。
施主様は「新築なのにカビがあるのはおかしい」と考えられるでしょう。
一方、施工会社様も「なぜ発生したのか分からない」という状況になることがあります。
こうした場合、見た目だけで判断すると、双方の不安や疑問が解消されないまま話が進んでしまいます。
私たちは、カビが見つかった場所、木材の含水率、床下の構造、必要に応じた真菌検査など、確認できる情報を整理することが重要だと考えています。
調査結果は、発生原因を考えるための材料になるだけでなく、今後の対策を検討する際にも役立ちます。
ただし、調査で確認できる現在の状態と、過去に何が起こったのかという原因の特定は別の問題です。
建築中の記録や写真、施工状況なども合わせて確認することで、より適切な判断につながります。
床下のカビを放置するとどうなる?
床下にカビが見つかっても、普段の生活では目にすることがほとんどありません。
そのため、「床下だから、そのままでも大丈夫ではないか」と考える方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、床下でカビが発生しているということは、その場所にカビが増殖できる条件が存在している可能性があります。
原因を確認せずに放置すると、湿気の状態によってはカビが広がることもあります。
■木材や断熱材への影響
床下には土台や大引き、根太、床合板などの木質材料が使用されています。
こうした材料にカビが発生した場合、まず確認したいのは表面の汚染状態と木材の水分状態です。
なお、カビが発生しているからといって、直ちに木材の強度が低下しているとは限りません。
木材を腐朽させる腐朽菌と、一般的な表面のカビは区別する必要があります。
ただし、木材が長期間湿った状態に置かれると、カビだけでなく腐朽のリスクも考えなければなりません。
木材の変色だけで腐朽を判断せず、必要に応じて専門家による劣化調査を行うことが大切です。
■床下の空気が室内に影響する可能性
床下のカビについては、室内への影響を心配される方も多いと思います。
住宅では、室内の換気設備や建物の気密状態によって、場所ごとに空気の圧力差が生じます。
例えば、室内の排気が給気よりも大きい状態では、室内が周囲に対して負圧になることがあります。
その際、床と壁の取り合いや配管の貫通部分などに隙間があれば、床下の空気が室内に流入する可能性があります。
ただし、床下にカビがあるからといって、必ず室内へ大量の胞子が流入しているとは限りません。
実際の影響は、建物の気密状態や換気経路などによって異なります。
カビへの曝露は、体質や曝露状況によってアレルギー症状などに関係する場合があります。
そのため、室内への影響が疑われる場合は、床下の状態だけでなく、必要に応じて室内の空気環境も確認することが重要です。
■見えない場所だからこそ早めの確認を
床下のカビが厄介なのは、普段の生活で変化に気付きにくいことです。
床下点検をした際に初めてカビが見つかったというケースもあります。
また、床下の一部分だけにカビが見えていても、別の場所に湿気がたまっている可能性があります。
目に見える範囲だけで判断せず、床下全体の状態を確認することが、適切な対策の第一歩になります。
床下のカビはどう調査する?大切なのは目視と数値の両方です
床下のカビを調査するとき、私たちが大切にしているのは、目に見える状態だけで判断しないことです。
例えば、木材の表面に白いものが付着していたとします。
それがカビなのか、別の付着物なのかは、見た目だけでは判断が難しい場合があります。
また、黒ずみが見られない木材でも、水分を多く含んでいる可能性があります。
そこで、カビバスターズ岡山・西東京では、目視調査と測定機器を組み合わせながら床下の状態を確認していきます。
■木材の含水率を測定する
床下の調査で重要な項目の一つが、木材の含水率です。
含水率とは、木材にどの程度の水分が含まれているかを表す数値です。
私たちは木材の状態を確認する際、含水率17.0%未満を独自の管理基準として使用しています。
この数値は、カビバスターズ岡山・西東京が現場管理で使用する目安であり、すべてのカビが17%以上で発生するという意味ではありません。
カビの発生には、木材の表面湿度や温度、湿った状態が続いた時間なども関係するためです。
例えば、床下の木材を複数箇所で測定した際、一部分だけ含水率が高ければ、その周辺に水分が供給されている可能性を考えます。
一方、床下全体で高い数値が確認された場合は、床下全体の湿気環境に問題がないかを調べる必要があります。
また、測定値が25%を超えるような場合は、私たちの現場管理では特に注意が必要な状態として扱います。
ただし、その数値だけでカビの存在や腐朽を断定することはできません。
木材の種類や測定機器、測定方法によっても数値は変わるため、複数の情報を合わせて判断することが大切です。
■ファイバースコープで見えない部分を確認する
床下には、配管や断熱材、木材の取り合いなど、直接目視しにくい場所があります。
こうした場所では、必要に応じてファイバースコープを使用します。
ファイバースコープは、細いカメラを使って狭い場所の内部を確認する機器です。
例えば、床下の一部分でカビが確認された場合、周辺の見えにくい場所にも同じような状態がないかを調べることがあります。
ただし、ファイバースコープで確認できるのは、あくまでカメラが届く範囲です。
すべての壁内や床内部を確認できるわけではありません。
必要に応じて、施工会社様や建物調査の専門家と相談し、追加調査の方法を検討します。
■真菌検査でカビの状態を確認する
カビバスターズ岡山・西東京では、一般社団法人微生物対策協会と連携した真菌検査にも対応しています。
真菌検査は、カビの存在や種類、採取条件に応じた検出状況などを確認するための検査です。
例えば、落下菌検査では、一定時間開放した培地に落下した微生物を培養し、その結果を確認します。
ただし、落下菌検査だけで床下全体のカビの量を正確に把握できるわけではありません。
検査方法ごとに分かることと、分からないことがあります。
そのため、目的に応じて採取方法を検討することが重要です。
特に新築住宅の引き渡し前や、施工会社様と施主様の間でカビの状態について確認が必要な場合、検査結果を記録として残すことには意味があります。
第三者機関による検査報告書は、現状を客観的に説明するための資料の一つになります。
ただし、検査結果だけでカビの発生原因や施工上の責任が確定するものではありません。
床下のカビを除去する方法|表面をきれいにするだけで十分?
床下にカビが見つかった場合、「薬剤を使ってきれいにすれば大丈夫」と考えられることがあります。
確かに、カビが発生した部分を適切に除去することは大切です。
しかし、ここで忘れてはいけないのが、カビが発生した原因です。
例えば、建築中の雨水が床下に残り、木材が湿った状態になっていたとします。
その状態で表面のカビだけを除去しても、床下の水分が残っていれば、再びカビが発生する可能性があります。
これは、雨漏りしている天井のシミをきれいにしても、雨漏りそのものを直さなければ、またシミができてしまうのと似ています。
床下のカビも、同じように考える必要があります。
■表面清掃と専門的な除カビ施工の違い
床下のカビ対策には、表面を拭き取る方法や、専用の薬剤を使用する方法などがあります。
ただし、カビが発生している材料や範囲、劣化の状態によって適切な方法は異なります。
■MIST工法®による床下の除カビ
カビバスターズ岡山・西東京では、MIST工法®を用いた除カビ施工に対応しています。
MIST工法®は、素材への影響に配慮しながら専用の薬剤を使用してカビを除去する工法です。
床下には、住宅を支える重要な木材が数多く使用されています。
そのため、見た目をきれいにすることだけでなく、材料の状態や施工による影響にも注意する必要があります。
私たちは、知識を持った自社スタッフが調査から施工まで対応しています。
また、施工範囲についても、確認できたカビの状態や周辺のリスクを踏まえて検討します。
例えば、床下の一部分だけを施工する場合、未施工部分にカビが残っている可能性や、今後の湿気環境によって再発するリスクがあれば、その点もお伝えします。
施工範囲を小さくすれば、必ずしも住宅全体の問題が解決するわけではないからです。
大切なのは、必要な施工を適切な範囲で行うことだと考えています。
■除カビ施工の前に乾燥が必要な場合も
床下の木材が非常に湿っている場合は、すぐに除カビ施工を始めることが適切とは限りません。
私たちの現場管理では、木材の含水率が30%を超えるような状態の場合、原則として事前の乾燥を検討します。
現場条件に応じて送風機や除湿機などを使用し、含水率30%以下を施工開始判断の一つの目安としています。
ただし、30%以下になれば安全という意味ではありません。
これは施工管理上の目安であり、除カビ後も木材の乾燥状態を確認する必要があります。
また、送風によってカビの胞子や粉じんを広げないよう、施工時の飛散防止にも配慮しなければなりません。
水分が供給され続けている場合は、乾燥作業より先に漏水などの原因を解決する必要があります。
床下のカビを再発させないために必要な対策
床下のカビを除去した後、最も気になるのは「また発生しないか」ということではないでしょうか。
私たちも、床下のカビ問題では再発防止の考え方が非常に重要だと考えています。
ただし、すべての住宅に共通する対策があるわけではありません。
建物の構造やカビが発生した原因によって、必要な対策は変わります。
■原因① 建築中の雨水や水分が残っていた場合
建築中の雨水や基礎内部の水分が原因と考えられる場合は、まず水分が残っていないかを確認します。
排水が必要な場合は適切に排水し、木材や床下空間の乾燥状態を確認します。
このとき、床下の空気を動かすだけで十分とは限りません。
湿った空気が外へ排出されるのか、除湿できているのかを確認する必要があります。
乾燥後は、含水率を再測定することで、対策前後の変化を確認できます。
■原因② 夏場の結露が発生していた場合
夏型結露が原因と考えられる場合は、床下の温度と湿度の関係を調べることが重要です。
例えば、夏場の湿った外気が床下に入り込み、冷たい部材表面で結露している場合、換気量を増やすことが逆効果になる可能性があります。
そのため、床下の温湿度だけでなく、外気の状態や結露が起こりやすい場所を確認します。
必要に応じて、断熱の状態や空気の流入経路、除湿設備などの改善を検討します。
高気密住宅では、室内と床下の圧力差も重要な確認項目になることがあります。
私たちは、必要に応じて風速計などを使用し、空気の流れを確認することもあります。
ただし、風速測定だけで建物全体の負圧状態を正確に判定できるわけではありません。
調査目的に応じて、圧力差の測定や換気設備の確認などを組み合わせる必要があります。
■原因③ 漏水や地盤からの湿気が原因の場合
配管からの漏水が原因であれば、まず漏水箇所の修理が必要です。
また、地盤からの湿気が影響している場合は、床下の防湿対策を検討することがあります。
例えば、床下の地面が露出している住宅では、防湿フィルムや防湿コンクリートなどが対策の候補になります。
住宅紛争処理技術関連資料集でも、床下の結露対策として防湿フィルムや防湿コンクリートを用いる方法が紹介されています。
ただし、住宅の基礎構造や既存の防湿対策によって、施工の適否は異なります。
どの住宅にも同じ方法を採用できるわけではありません。
■除カビ後も定期的な確認を
床下のカビを除去し、湿気対策を行ったとしても、将来にわたってカビが絶対に発生しないと保証できるものではありません。
住宅は、季節によって温度や湿度が変化します。
また、給排水設備の劣化や新たな漏水など、建築当初にはなかった問題が発生することもあります。
そのため、床下のカビ対策では、施工後の状態確認や必要に応じた定期点検も大切です。
私たちは、除カビ施工を一度行えばすべて解決すると考えるのではなく、住宅の状態に合わせた管理が必要だと考えています。
床下のカビに関するよくある質問
Q. 新築住宅の床下にカビがあった場合、施工不良なのでしょうか?
新築住宅の床下にカビが見つかったからといって、直ちに施工不良と断定することはできません。
建築中の雨水、乾燥不足、床下の温湿度、建物の構造など、さまざまな原因が考えられます。
まずは現状を確認し、建築中の記録や施工状況なども踏まえて原因を調べることが大切です。
Q. 床下のカビは自分で除去できますか?
小規模な表面汚染であれば、適切な方法で清掃できる場合もあります。
ただし、床下は狭く、換気状態も限られる場所です。
カビが広範囲に発生している場合や、木材が湿っている場合は、専門業者への相談をおすすめします。
また、薬剤の使用には材料への影響や作業者の安全面への配慮が必要です。
Q. 床下に白いものが付いています。カビでしょうか?
白い付着物がすべてカビとは限りません。
木材の表面に付着したほこりや、材料由来の成分など、別のものが見えている場合もあります。
見た目だけで判断が難しい場合は、専門家による確認や必要に応じた検査が役立ちます。
Q. 床下に換気扇を設置すればカビは防げますか?
換気扇が有効な場合もありますが、すべての住宅で適切な対策になるわけではありません。
床断熱か基礎断熱かによっても、必要な換気・湿度管理の方法は異なります。
特に夏場は、湿った外気を取り込むことで結露リスクが高まる場合があります。
換気扇の設置前に、床下の構造や温湿度を確認することが重要です。
Q. 床下のカビは一度除去すれば再発しませんか?
カビの除去だけで再発を完全に防げるとは限りません。
水分が供給され続ける環境では、再びカビが発生する可能性があります。
そのため、除カビと合わせて水分の原因を調べ、必要な環境改善を行うことが重要です。
床下のカビでお困りの方へ|カビバスターズ岡山・西東京にご相談ください
床下のカビ問題は、住宅所有者の方にとっても、建物を建てた工務店様やハウスメーカー様にとっても、不安の大きい問題です。
特に新築住宅の場合、これから長く住み続ける家だからこそ、原因が分からないまま対処することには抵抗があると思います。
私たちカビバスターズ岡山・西東京は、単にカビを除去するだけでなく、建物のカビコンサルタントとして、カビが発生した背景にも目を向けています。
床下の木材の含水率測定、ファイバースコープによる確認、必要に応じた真菌検査などを組み合わせながら、現場の状態を把握します。
また、建物構造に関する専門家であるホームインスペクションの先生とも連携し、必要に応じて建物の構造面からも対策を検討します。
カビバスターズグループは、全国22拠点、年間3,000件以上の施工実績を持つグループです(当社把握のグループ実績)。
各拠点との情報交換や勉強会を通じて、さまざまな建物のカビ問題に関する知識を共有しています。
そして、私たちが大切にしているのは、現場の状況を正しくお伝えすることです。
例えば、床下の一部分だけを除カビする場合でも、ほかの場所にカビが残る可能性があれば、そのリスクを説明します。
また、カビを除去しても床下の湿気環境が改善されなければ再発する可能性があることも、事前にお伝えします。
無理に施工をおすすめするのではなく、調査結果に基づいて必要な対策を考えていくことが、住宅の安心につながると考えています。
■住宅所有者の方へ
床下にカビが見つかった場合、まずは慌てず、どこに、どの程度のカビが発生しているのかを確認することが大切です。
新築住宅の場合は、施工会社様に状況を確認し、必要に応じて第三者による調査を検討することも一つの方法です。
床下点検時の写真や、カビが見つかった経緯などが分かれば、相談時の参考になります。
■工務店・ハウスメーカー様へ
建築中や引き渡し後に床下のカビが見つかった場合、施主様への説明に困ることもあると思います。
「なぜ発生したのか」
「どの範囲まで対処すればよいのか」
「除カビ後の状態をどのように確認すればよいのか」
こうした問題について、調査から除カビ施工、必要に応じた真菌検査までご相談いただけます。
建築中の含水率確認や、引き渡し前の状態確認についても対応を検討できます。
問題が大きくなる前に、現状を把握することが大切です。
■床下のカビは、原因を知ることから始まります
床下にカビが発生したという事実だけでは、必要な対策は決まりません。
建築中の雨水が原因なのか、夏場の結露なのか、漏水なのか。
それとも、複数の要因が重なっているのか。
原因によって、必要な対応は異なります。
私たちは、目に見えるカビだけでなく、建物の状態を確認しながら、適切な対策を一緒に考えていきたいと思っています。
岡山県・東京都西部をはじめ、周辺地域で床下のカビにお困りの方、また床下のカビ問題への対応を検討されている工務店様・ハウスメーカー様は、カビバスターズ岡山・西東京までお気軽にご相談ください。
「まずは状況を確認してほしい」というご相談でも構いません。
大切な住まいを長く安心して使っていただくために、私たちがお手伝いできることを一緒に考えてまいります。
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