注意すべきアレルギー疾患や症状は何があるのか?

カビ・ダニ(フン・死骸)が引き起こすアレルギー症状は、鼻炎や皮膚炎、ぜんそく、目のかゆみなどさまざまです。ダニ(フン・死骸)が肌に触れることでかゆみを伴う皮膚炎を発症するほか、空気中に漂うものを吸い込むことで発症する疾患も数多くあります。

中でも典型的な疾患がアレルギー性ぜんそくです。特に小児ぜんそくの場合は、80%以上がダニアレルギーが原因であるとも言われています。

カビも同様に、空気中に漂う胞子を吸い込むことによって、気管支ぜんそく、さらには重症化して肺炎を引き起こす可能性があります。

アレルギーや感染症は放置していると重症化するケースもあるので、気になる症状が現れたら、早めに医療機関を受診しましょう。

カビ・ダニが住みつきにくい環境を整えておこう！

カビやダニを発生、増殖させない、できるだけ数を減らす対策として、まずはカビやダニの住みにくい環境をつくることが重要です。その第一条件が、家の中の湿度を50%以下に保つことです。晴れた日には窓や押し入れ、クローゼットを開けて換気をし、除湿するように心がけましょう。

また、エアコンや空気清浄機のフィルターにもカビが生息している可能性があるので、こまめに掃除することをおすすめします。

ダニ対策で最も気をつけたいのが寝具です。布団は湿気がこもりやすく、ダニの栄養源となる人のフケや垢が付きやすいので、定期的に洗濯したり、布団乾燥機や天日干しで乾燥させましょう。シーツや枕カバーも定期的に洗濯することも大切です。

カビも湿度、温度、栄養素が揃うと発生、増殖を始めてしまうので定期的な除湿や掃除を心がけてカビの好きな環境を各部屋や場所に作らないようにする事が大切です。

掃除や換気を習慣化することで、カビ・ダニ(フン・死骸)の繁殖を防ぐことができます。いつも清潔で快適な環境を保つことを心がけましょう。

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