布基礎の床下のカビ問題の現地調査をしてきました。

岡山県の一般住宅から床下からカビの臭いがするとのことで調査をしてほしいとのことで現地調査をしてきました。過去に基礎のコンクリートの部分にカビが大量発生していて他業者にカビ取りをしてもらったがまだ気になるとのことでした。実際に床下に入ってみると布基礎の土の部分が全体的に湿っていてカビも発生していました。その湿気がコンクリートや木にも影響していて含水率が全体的に高くなっていました。

布基礎は、日本の伝統的な建築構造の一部であり、建物の基礎の一種です。一般的な基礎とは異なり、断面形状が「T」字型で、底盤（フーチング）が地面に埋まり、垂直な壁（立ち上がり）が建物の荷重を支えます。

布基礎は、地盤の力を受ける面積を広げるため、地盤の荷重を分散させる効果があります。また、地中に埋まっている底盤は地盤の変動に対して安定性を保ち、建物の安定性を高める役割を果たします。

布基礎の特徴と利点としては、建築コストを抑えることができることが挙げられます。布基礎は使用する建材の量が比較的少なくて済むため、コスト面でのメリットがあります。また、地盤の強度に応じて底盤の幅を調整することで、必要な強度を確保することができます。

しかし、布基礎のデメリットとしては、耐震性がやや劣るという点があります。布基礎は面ではなく「点と線」で建物を支えるため、地震時の揺れに対する耐震性が低くなる可能性があります。そのため、地震対策として十分な配慮が必要です。

 

 

 

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