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冬の室内のカビ

 

カビの一番の生息場所は土です。わずか1ｇの土の中にはカビの胞子が数千万個いると言われています。

少しの風や土埃の中にカビの胞子が一緒に舞って漂っていて、それが窓や通気口などから室内に入ってきます。

ただ、舞い込んで来ただけのカビなら良いのですが、そこに湿気や温度の留まる場所があるとカビは室内のあらゆる素材を栄養源とし繁殖を始めます。

外気とともにカビが室内に入り込むならば窓を開けなければ良いのでは？

しかし、湿気や温度の留まる場所にカビが繁殖するのであれば、その湿気や温度を留めないようにする方法としては、室内の通風と換気をして空気を動かすことが必要です。

 

そして、これから暖房を効かす室内の結露防止。これらが何よりも必要なのです。

外気とともにカビが室内に入り込むので窓を開けない。

これでは、室内の湿気と温度を含んだ空気は留まるを通り越して澱んでしまいます。

また、昔の建物環境と今は大きく変わり建物自体の気密性が増し、外気は入りにくい構造になっています。

1年間で1番カビが発生しやすい梅雨時期の室内の温度は20℃～25℃、湿度は70%以上となっています。

 

梅雨時期と同じような状態が今では1年を通して私たちの住まいの環境は一定した温度と湿度をしています。

私たちが住みやすい環境は、カビの繁殖にとっても理想的な環境となっています。

日々、寒さを感じる季節になっていますが、留守の多いお宅ならば朝一番に窓を開け夜休む前に窓を開ける。

 

日中在宅していることがあるお宅ならば朝晩だけではなく日中にも何度か窓を開け室内の空気を入替える。

 

これにより室内の生活による湿気を含んだ空気を入替えることは、澱んだ空気が入れ変わり私たちには気持ちも良いですが、カビにとっては繁殖するために揃っていた条件を変えられる迷惑な行為となります。

これからの暖房の季節、雨の日以外は窓を開け湿気を含んだ空気を室内から追い出すことにより、住まいをカビから守りましょう。

 

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